哲学にハマって心が軽くなった話  (後編)

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日々、つらいことが起きては自分を責め。どうしようもないときに出会った哲学の本に救われたときのことを書いています。今回は次回に引き続き私の心を軽くしてくれた哲学者たちの言葉を紹介していきます。

前回の記事はこちら。↓↓↓

riimantoriatukai.hateblo.jp

 

④決めたことを最後までできない ~カント~

筋トレするぞ!
ダイエットするぞ!
禁煙・禁酒するぞ!!と言ってなかなか続かないという経験ありませんか?
哲学者カントはこう言っています。

「欲望に支配されずに自分の中のルールに従った生き方をして快感を得よう」

つまり一度、自分のルールを決めてそれに従っている自分は凄い奴だ!と思うことができ、一度決めたことを最後までやり遂げるエネルギーになるということです。(自己暗示的なものですね)
また、筋トレは結果が体に出るので一度自分の体が引き締まる快感を得るともう二度と自堕落な生活には戻れませんよ


⑤孤独を感じる 
 ~アウトゥル・ショーペンハウアー

一人暮らしをしていると、夜孤独だと感じることはありませんか?
そんな時は、他の人は何をやっているのだろうと気になって気になって
眠れない夜もありますよね。
孤独についてショーペンハウアーはこのように言っています。

「幸福の基本は、外から得るものではなく自身の内側から得るものだ」

つまり本来、幸福とは自分に満足する事ということです。
他人とかかわっても、離れた後に虚無感を感じるあの現象はどうやら他人に期待しているからのようです。自分のやっていること、自分のルール、自分の生活に満足を求めることで本当の意味で孤独から解放されるということです。
※でも、人と会うことが好きな私はこの方法は適度に採用していきます。

⑥人生がつらい ~マルティン・ハイデガー

人間関係がつらい。
仕事に行くのが嫌だ。
大切な人を失った。
など、人生がつらいと感じることはたくさんあるでしょう。
ハイデガーはこれらのことで人生がつらいと感じるのには最終的に”自分の死”につながっていると考えるためであるといっています。続けて、

「人は死を本気で意識した時初めて、本当の生を実感できる」

と言っています。
ただ、いつもの生活の中で”自分の死”を意識することをあやふやにし、理由がわからない苦痛を受け続けているため人生がつらいと感じるのです。
人生がつらい理由の根源である”自分の死”を意識した時、辛さから解放される、開き直ることができるのです。
人間は理解できないことがつらさや恐怖につながります。その根源を”自分の死”だと気づいてようやく苦痛から解放されるのではないでしょうか。

最後に

読んでいただきありがとうございました。
哲学に限らず、本を読むことは今の自分が解決できない問題を人生の先輩が教えてくれる最も簡単な事なのです。
私は特に、マルティン・ハイデガーの言っている。「苦痛の根源を理解すること」は学んだときに心が特に解放された気分でした
自分がつらくなった時、どうしようもなくなってしまったときぜひ本を読んでみてください。きっとあなたの悩みを解決してくれるでしょう。

あなたがやっていることは”すべて正しいこと”と哲学者の言葉を通して私は感じました。
後は、自信を持つだけ!ということですね!大丈夫、あなたがやっていることは間違った道ではない。

参考文献↓↓↓

楽天ブックス: その悩み、哲学者がすでに答えを出しています - 小林昌平 - 9784866510057 : 本